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第六部・引き渡しの前

第33章残された項目

遗留项

中国語の原文からの翻訳です。

第33章 残された項目

彼女は壁際から台のこちら側へ歩いて戻った。台のこちら側に立ち、振り向いたとき、台の後ろにはあの人が立っていた。

台の後ろの人が口を開いた。

「残された項目〇〇〇一、未完了。」

彼女がエレベーターを出たとき、この人はもうそこに立っていた。壁際で一度振り返ったときも、人はまだいた。椅子は台の下に押し込まれ、背もたれは壁を向き、台の面には傷一本なかった。いまも椅子は元の場所にあり、人は椅子の前に立っていた。灯りが上から照らし、その人の影は台の下に落ちていた。短く、椅子の影とつながっていた。

明月(みつき)には扉の音が聞こえなかった。足音も聞こえなかった。ホールに風はなく、空気は止まっていて、石板を拭いたあとの水のにおいと、セメントと鉄錆の混じった乾いたにおいが少しあった。彼女自身の靴底が石板の上で一度鳴り、音は三本の廊下から戻ってきた。ゆっくり戻り、しかも揃っていた。一歩一歩が、数の後ろに落ちた。

彼女はエレベーターを振り返らなかった。エレベーターはホールの向こう端にあり、扉はもう閉まっていて、扉の上の数字は七で止まっていた。そちらからは何の音も来なかった。

ホールの床は石板で、一枚一枚、継ぎ目はまっすぐだった。三本の廊下の口は同じ幅で、口の縁もまっすぐだった。廊下の両側の扉はどれも閉まっていて、どの扉にも用紙が一枚貼ってあり、見出しは壁のものと同じだった。廊下はどれも長く、突き当たりの灯りが一本の線に並んでいた。灯りは白く、間隔はどれも同じだった。彼女はどの廊下の灯りも数えた。十一個。壁際から見ると、三つの口は彼女の目に三本の直線として映り、台のこちら側で交わっていた。

真ん中のあの壁は一面そのままで、扉もなく、窓もなく、壁面は灰色だった。壁の用紙が、その壁にある唯一のものだった。壁面は手触りの粗いものだったが、彼女は触れなかった。

靴は黒く、靴底に灰はついていなかった。まっすぐに立ち、両足のあいだは石板一枚ぶんの幅だった。胸にはカードが一枚留めてあり、カードには三字が印刷してあった。署名者。カードに名前はなかった。彼女は尋ねなかった。胸の真ん中にDリングが一つ下がり、つや消しの鋼色で、光を返さなかった。鋼灰色の織りベルトが一本、リングから引き下ろされ、右の脇の下から背中へ回り、末端はフックで、台の脚の環に掛かっていた。台の縁の下だった。両手は台の縁に置かれ、指は揃い、中指が台の縁に当たっていた。指は長かった。肩は平らで、左右の高さが同じだった。髪は後ろで一つに結ばれ、きつく結ばれていて、一本もほつれていなかった。

明月はその人の顔を見なかった。顔は台の向こう端の灯りの下にあり、遠く、灯りは顎のところで止まっていた。明月が見ていたのは台の面だった。台の面は濃い色で、四つの角はどれもまっすぐで、何一つ載っておらず、ただ真ん中にカードケースが置かれていた。口は上を向き、ペンが差してあり、キャップは外を向き、ペンの細い紐はゆるんでいた。誰もそれを取ろうとしなかった。

天井の灯りは方形の格子に並び、どの格も灯っていて、蛍光管はまたたいていなかった。明月は一列数えた。十二格、どれも灯っていた。左目の下のごく淡い刻み痕が灯りに照らされ、少し影ができていた。手首の桜色の小さな結びが骨を押さえていた。脚はしびれていたが、しびれはもう醒めていた。立っていられた。両脚はまっすぐで、肩は上がってもおらず、下がってもいなかった。呼吸は一度、また一度、とてもゆっくりで、一回ごとの止まりが自分で聞こえるほどゆっくりだった。

右手は体の横に垂れ、直刀を握っていた。刀に鞘はなく、切っ先は下を向き、柄に巻いた桜色の組紐が親指と人差し指のあいだに押しつけられていた。あの一本のボトルは、もう彼女の手になかった。掌を離れるとき、冷たさが先に少しだけ移っていった。ボトルの胴の五本の線を、彼女は数えていた。

声は平らで、一字一字が同じ高さに置かれ、引き延ばされもせず、低められもしなかった。その言葉は台の面に落ち、外へは出ていかず、壁も一字も返してこなかった。署名者は言い終えても、息を継がなかった。胸は上下しなかった。ベルトも動かなかった。明月の呼吸は石板の上を二度戻ってきた。一度、また一度。自分で聞こえた。あの声は戻ってこなかった。

明月は一度口を開き、また閉じた。あの言葉はまだその時ではなかった。あの言葉は舌の付け根の下に押さえられ、出ていかなかった。左手の親指を右手の親指の付け根に押し込んだ。強く押し、また緩めた。

明月は壁の一番左の一枚を見ていた。あの一行はまだあり、後ろの空欄もまだあった。紙の縁は丸まり、釘穴は紙に押されて白くなっていた。見出しの後ろにはコロンが一つあり、コロンの後ろの字のうち、署名者が読んだのは番号と最後の結論で、そのあいだの字は一つも読まなかった。彼女はあの一行を何度も見ていた。見るたびに、字は変わっていなかった。

署名者がまた口を開いた。声はやはりあの高さだった。

「署名者は閉じ込められていない。署名者は、まだ署名を終えていない。」

それを言い終えると、その人の右手の親指が一度動いた。署名者の手首は回らず、ただ一寸下へ沈み、また止まった。親指は台の縁の下に入り、台の脚の環に掛かったフックを押さえ、それを掛け直した。フックは鋼で、ばねは固く、親指をひとしきり押し込まないとフックの口は開かなかった。親指が押し込まれるとき、ごく短い間があった。明月の数でしか測れないほど短かった。フックの口が閉じ、カチリと鳴った。カチリという音は石板の上を平らに過ぎ、壁から戻ってこなかった。親指が離れ、フックは環の中に落ちて、動かなくなった。

その環は台の脚に溶接され、台の面の下縁にぴたりとついていた。環の内側は一周磨かれて光り、光る一周は上を向いていて、外側の鋼色より淡かった。その一周は一度で磨かれたものではなかった。何度も、同じ場所を、同じベルトが回り、また戻されたのだ。彼女はさっきしゃがんでそれを見た。いまは一歩離れたところに立ち、もうしゃがまなかった。それ以上前へ出なかった。環は彼女から一歩しか離れておらず、手を伸ばせば届いた。彼女は手を伸ばさなかった。彼女の立っている場所からは、ちょうどカードケースも見え、壁も見えた。二つとも、彼女には見えていた。

台の下で、椅子は深く押し込まれていた。背もたれは壁を向き、座面に灰はなかった。椅子の脚の一本に浅い擦り傷が一本あった。椅子の脚がぶつかってできたものだ。いつも誰かが座っているのか、それとも長いあいだ誰も座っていないのか、明月には分からなかった。

五階の扉の前で聞いた、姿の見えないあの一言も、この高さに落ちていた。同じ人だ、と明月は思った。この人は台の後ろに立ち、一歩も動いたことがなく、足もとの石板はきれいで、擦れた跡もなかった。

ホールは静かだった。遠くで送風機が一台回っていた。音は低く、ずっと続いていて、この階の空気には入ってこず、石板の下にだけ張りついて、少しずつ鳴っていた。止まったことはなかった。明月はそこに立っていて、ようやくそれに気づいた。署名者の声が前にあり、送風機の低い音が後ろにあった。ずっと遠く、別の階の床下から上がってきていた。

五階の扉の前の踊り場では、蛍光管がぶうんと鳴っていた。この階の灯りは音を立てなかった。

署名者は読み続けた。

「残された項目〇〇〇二、合格。残された項目〇〇〇三、合格。残された項目〇〇〇四、合格。残された項目〇〇〇五、合格。残された項目〇〇〇六、合格。残された項目〇〇〇七、合格。残された項目〇〇〇八、合格。残された項目〇〇〇九、合格。残された項目〇〇一〇、合格。残された項目〇〇一一、合格。残された項目〇〇一二、合格。」

番号が落ち、結論がその後に続き、あいだは読点一つだけだった。結論が落ちる場所と、一つ前の番号が落ちた場所とは、同じだけ離れていた。この一列は整然と読まれた。明月が心の中でついて数えると、速くもならず、遅くもならないほど整然としていた。最初の一言から最後の一言まで、声の高さは変わらなかった。「合格」を読むときも、「残された項目」を読むときも、同じ高さだった。始めから終わりまで、署名者は「わたし」という語を一度も口にしなかった。

項目と項目のあいだの時間はどれも等しかった。明月は三度数え、三度とも同じだった。彼女が数えたのは自分の呼吸だった。一回、二回、三回。署名者の胸は、一度も上下しなかった。

彼女の数は唇の内側だけを進み、声にならなかった。彼女の数は署名者の番号より半拍遅れて落ちた。署名者が四を読むとき、彼女はやっと三を数えていて、三もまだ数え終わっていなかった。署名者が七を読むとき、彼女はやっと六を数えていて、六も数え終わっていなかった。足もそうだった。一歩一歩が数の後ろに落ち、数より半拍遅かった。五階の扉の前でも、あの一歩は半拍遅れた。彼女は埋め合わせなかった。今度も埋め合わせなかった。その半拍はずっと空いたままで、彼女の数と署名者の声のあいだに空いていた。きれいに空いていて、何も入りこまなかった。半拍は彼女の数が遅いのか、それともあの声が速いのか、彼女には区別がつかなかった。

十二番目まで読まれたとき、明月の喉が少し乾いた。彼女は一度つばを飲んだ。音はしなかった。

彼女は首を回し、右を見た。壁の用紙が一枚一枚並び、見出しはどれも同じで、番号だけがあり、名前はなかった。番号は一つずつ後ろへ進んでいた。左から右へ探し、一つの番号を見つけたときには、署名者の声はもう次の番号にあった。二枚目、三枚目、四枚目、十二枚目まで。どの一枚にも右下に四角い黒い印があり、印は乾いていて、縁が少し白んでいた。その黒を、彼女は受付小屋で見たことがあった。受付係が判を押すときの印肉も、この色だった。釘は鋼で、頭はどれも外を向き、一つまた一つと、等しい間隔で並んでいた。釘の頭には灰が一層かぶっていて、灰は鋼に押しつけられ、拭っても取れなかった。

彼女は親指と人差し指を伸ばし、二枚の用紙のあいだで測ってみた。測れなかった。二枚のあいだには壁しかなかった。

一番左の一枚がいつ打ちつけられたのか、彼女は知らなかった。そのとき釘の頭は光っていて、紙の縁は平らだった。のちに紙は丸まり、筒のように丸まって、誰もそれを伸ばさなかった。

彼女は一度見ただけで、向き直った。署名者は壁を見ていなかった。その目は廊下の口を向いていて、口の向こうには、廊下の突き当たりの灯りが一格ずつ並んでいるだけで、何もなかった。明月の目は台の面から壁へ移り、また戻った。壁には二十三枚、台の面にはペンが一本。外の時間は、この階では数えられなかった。彼女が数えているのは、番号だけだった。

あの言葉がもう一度言われた。同じ字、同じ順序で、あいだに止まりはなかった。親指がまた台の縁の下に伸び、フックの口を押し開け、また閉じさせ、カチリと鳴らして、離れた。今度は明月にも、その手が押し下げるのが見えた。指はまた揃い、中指が台の縁に当たった。親指を押し込む深さは一度目と同じで、一分も多くなく、一分も少なくなかった。

彼女は自分の胸のリングを思い出した。それもDリングで、織りベルトも受付小屋から持ってきたものだった。彼女の側の端は縫いつけられた胸ハーネスで、胸の下で締まり、留め具は二度押してやっと噛み合い、噛み合えばもう動かなかった。署名者の側の端はフックで、掛けなければならなかった。掛けるときの音は小さく、彼女の靴音より小さかった。彼女は一度うつむいて見たことがあった。胸の真ん中に灰色がかった小さな部分があり、灯りもそこを照らしきれなかった。ベルトは胸骨に食い込み、ゆるくもなく、きつくもなかった。彼女の胸が一度上下し、ベルトがそれにつれて少し動いた。そのとき彼女は、それを直さなかった。

どの一枚の前でも、たぶん誰かが下で待っていたのだろう。一人の人が階段の口に立ち、署名者が上がってくるのを待つか、署名者がこの階に署名し終えるのを待っていた。登記簿の最後の一行の下に、受付係は横線を一本引いていた。定規を当てて引いた線はまっすぐで、引き終えれば、もう動かなかった。段の四角い枠もそうだった。その階に署名がなければ、段は数に入らず、その上を歩いた人も数に入らない。五階の扉のところでは、段の踏み面は新しく、十四の枠はどれも空で、歩いた人のためにその一歩を記してくれた者は一人もいなかった。彼女は作業ヤードの段に一時間あまり座り、脚がしびれた。しびれは膝から爪先まで進んだ。あのしびれを、彼女は覚えていた。工事現場の人は署名の前に、たぶん一言尋ねるのだろう。署名したら帰っていいか、と。この階で尋ねる人はいなかった。

十月二十二日。その日、五階には閉じられていない溶接部が一つあった。その日、下にもたぶん誰かが待っていた。誰かが下りてきて一枚の用紙に署名するのを待ち、手にはもしかすると傷もあった。壁のこの二十三枚には、それが誰なのか書いてあるものは一枚もなく、どれだけ待ったのか書いてあるものも一枚もなかった。

五階の扉の前のあの黄色い線はペンキだった。彼女はそれをまたがなかった。ここの線は織りベルトで、台の脚に張られていて、誰かが自分でそれを掛けたのだった。五階のあの溶接部がどこにあるのか、彼女は見ていなかった。扉の前に立って、線を一度見ただけだった。左の掌にはまだ跡が一本残っていた。あのベルトが食い込んでできたもので、いまも消えていなかった。ポケットにはV-06の来訪者カードがまだあり、カードの裏は白かった。彼女は取り出さなかった。

あの用紙の後ろの空欄は、署名する人のために残されていた。それは空だった。署名とは、紙の上に一画を落とすことだ。その一画を軽く落とすべきか、重く落とすべきか、彼女には思いつかなかった。明月の目は、台の真ん中のカードケースに落ちた。ペンはそこにあった。手を伸ばせば届いた。彼女は取らなかった。その一画が落ちれば、あの一行はもう空ではなくなる、と彼女は思った。あの一行が空でなくなれば、もう待たなくていい。体の横で指が一度丸まり、また伸びた。キャップは外を向いていた。それは人が取るためのものだった。右手は動かなかった。

署名者は閉じたものにしか署名しない。その人が読んだどの番号の後ろにも合格が続き、一番前のあの一つだけ、後ろが未完了だった。明月は何も言わなかった。左手の親指は体の横に戻り、署名者のものと同じように、揃えられた。

署名者が読み上げたあの用紙は、どれも壁に何の変化も残さなかった。二十三枚、どれも元の場所にあった。壁のあの一列は、見たところ、さっきと同じように整然としていた。

署名者は読み進めた。

「残された項目〇〇一三、合格。残された項目〇〇一四、合格。残された項目〇〇一五、合格。残された項目〇〇一六、合格。残された項目〇〇一七、合格。残された項目〇〇一八、合格。残された項目〇〇一九、合格。残された項目〇〇二〇、合格。残された項目〇〇二一、合格。残された項目〇〇二二、合格。残された項目〇〇二三、合格。」

二十三まで読み、数え終わった。壁に二十三枚、署名者は二十三回番号を読み、そのたびに後ろには一語があった。二十二枚が合格。署名者の声は始めから終わりまで、速くなったことも、遅くなったこともなかった。署名者は二十三枚の用紙を読み、どの一枚の前でも止まらなかった。

明月は壁の用紙を左から右へもう一度見た。二十三枚、彼女の目はどの一枚にも止まった。一番左の一枚に、いちばん長く止まった。あの一行の字は印刷されたもので、色は紙より濃く、しっかり刷られていた。

第一条は命綱だった。明月は五階の扉の前でこの一条を聞いていた。声は平らで、ここと同じだった。そのとき彼女にはもう分かっていた。後ろにはほかの条がある。間のいくつかの条と、第七条は、まだ聞いていなかった。間のいくつかの条もたぶんこうなのだろう、と彼女は思った。一条ずつ、どの条にも番号があり、どの番号の後ろにも「ならない」が一つ続く。彼女は壁の用紙を数え、壁の釘の頭も数えた。二十三、二十三。署名者の声は彼女の前にあり、彼女の数より半拍早かった。毎回そうだった。

次の一言が何なのか、彼女は知っていた。あの一言には言い方が一つしかなく、彼女はもう二度聞いていた。

あの一言が三度目に言われたとき、明月はもう足を一歩前へ出し、台の一角のそばまで来ていた。親指が下へ伸び、フックの口を押し開け、また閉じさせ、カチリと鳴った。今度のその音は、前の二度よりも軽かった。その音は石板の上に落ち、戻ってこなかった。

親指が離れると、フックは環の中で止まった。署名者の胸の織りベルトはリングから引き下ろされ、末端のフックは台の脚に掛かって、まっすぐに張り、台の下までずっと張っていた。ベルトには少し色の濃い一区間があった。一度濡れて、乾いたあとに残ったものだ。ベルトの縁は細い糸で縫われていて、一針一針、針目は同じ密さで、リングの端からフックの端までずっと縫われていた。署名者の右手は台の面に戻り、指は揃い、中指が台の縁に当たった。それはぴくりとも動かなかった。ベルトの繰り出された部分は、ちょうど台の脚まで届く長さだった。一寸長ければ、たるむ。一寸短ければ、届かない。この長さを誰が決めたのか、彼女は知らなかった。

彼女が言いたいのは綱のことではなかった。あの一言は後にあり、まだだった。

「あなたの綱は、台の脚に掛かっている。」

明月はとてもゆっくり言った。語尾は下へ沈み、上がらなかった。その言葉は壁にぶつかり、三本の廊下から一緒に戻ってきた。彼女が言ったよりも長く戻ってきて、一字一字が少しずつ尾を引いていた。彼女の声は半拍遅れた。半拍の隙間で、彼女は息を一つ吸い、また吐いた。

署名者は止まらなかった。その目は廊下の口を向いたまま、こちらへ向かなかった。明月の言葉はまだ三本の廊下を戻ってくる途中で、署名者は一字も応えなかった。

署名者はそのまま読み進めた。その声は明月の言葉のすぐ後ろに続き、あいだには少しの隙間もなく、同じ高さに落ちた。

「第七条、尖塔が未検収であれば、塔全体を引き渡さない。」

第七条。明月はそれを壁へ戻した。一枚目の用紙に書かれているのは五階の溶接部で、それは一つの階のことだった。尖塔が検収されていないから、塔全体が引き渡されない。署名者のその一言は廊下から戻ってこなかった。台の面に落ちて、そこにとどまった。一番左の一枚はまだ未完了で、ずっとそのままだった。あの用紙の後ろの空欄は署名する人のために残されていて、空で、何も書かれていなかった。

〇・四ミリ。あの溶接部を、彼女は見たことがなかった。見たのは用紙のこのいくつかの字と、その字の後ろの空欄一つだけだった。

明月の拍がまた半拍遅れた。彼女は埋め合わせなかった。左手が体の横で握られ、掌のあの跡まで握り込んで、また開いた。開いたとき、あの跡はまだあった。靴底が一度ずれた。石板の上で音はしなかった。ずれたのは爪先だった。ベルトのフックは彼女の右にあり、彼女の手から掌一つぶんの距離だった。彼女は台の向こう端を見ていた。フックのそばにかかったあの親指を見ていて、顔は見なかった。彼女は口にした。

「あの亀裂はまだある。署名して。」

言い終えると、語尾が下へ沈んだ。字は台の面に落ち、こだまが壁から戻ってきた。一度、また一度。最後には彼女の足もとで止まった。この一言のこだまは、前の一言より長かった。

署名者は止まった。胸は上下せず、両手は台の面に置かれ、指は揃っていた。あの番号の列は台のこちら側で止まり、二十三の後ろで止まって、それ以上先へ進まなかった。壁の用紙はまだあり、一枚も外されていなかった。ホールに音はなかった。明月の呼吸は石板の上を一度戻ってきて、それきりだった。送風機の低い音はまだ続いていて、石板の下からやってきて、止まらなかった。灯りは一格ずつ灯り、暗い格は一つもなかった。台の影が石板に落ちていた。短く、四角かった。署名者の胸のベルトは台の脚まで引かれ、まっすぐに張り、フックは環に掛かって、ゆるんでいなかった。署名者の親指は台の縁の下にかかったまま、もう押し込まれなかった。読み上げは続かなかった。